~風呂敷・折形について~
今年も昨年に引き続き、夏休み期間中の小・中学生を対象に、浴衣を着て日本の作法や文化を学ぶ「和を楽しもう!」が開かれました。
内容は
・浴衣の着付
・あいさつの仕方
・おじぎの仕方
・立ち方、座り方
・和室での作法
・煎茶の頂き方
・風呂敷の扱い方、折形
・装束(十二単)の着付
などを学んでいきます。
私は風呂敷の扱い方、折形のお手伝いをさせて頂きました。
日本では、金品を渡す時に必ず何かに包む風習があります。これには自分の気持ちを包むという意味もあり、ぜひ身につけておきたい作法のひとつです。
帛紗や風呂敷には包み方によって格式や吉凶を表し、その時々に応じて使い分けがあります。また、折形は現在の折り紙の源流になるもので、贈る品を真白な和紙で折り包んで清めるという意味があります。
今回は風呂敷を使って包み方の練習をしたり、洋紙を使って2種類の鶴の包み袋の折形を作りました。
日本には和の習い事や季節ごとの行事など数多くの伝統文化があります。
これからますますグローバル化が進み、海外の文化を理解することも必要になりますが、日本人として自国の文化についてある程度の知識を持っておくことも必要だと思います。子供達がこの教室で学んだ事をこれからの生活で生かしてもらえると嬉しいです。
また、来年も多くの子供達の参加を楽しみにしています。
岡崎千恵